はじめに
「バーチャルクリニカルトライアルが創薬を変える」
医薬品の開発には膨大な時間と資金がかかる。
薬の候補となる化合物を決め、動物実験や試験管内実験などを経てヒトを対象とした臨床試験に進んでも、
期待した薬効が得られなかったり副作用が現れたりして、多くの開発が中止になっている。
臨床試験に進んだ候補化合物のうち医薬品となる成功率はわずか8%。
そうした中、2012年4月に開設された杉山特別研究室は、
統合的創薬支援システム「バーチャルクリニカルトライアル」を確立することによって、
成功率を大幅に向上させ、効率的な医薬品開発の実現を目指している。
http://www.riken.jp/pr/topics/2012/20120330/