第373回CBI学会講演会 開催のご案内

 2016年5月12日

第373回CBI学会講演会「トランスポーターの関わるヒト薬物動態をin vitro実験を基に予測する;実験条件の違いにより生じえる予測結果の相違」開催のご案内

 

薬物トランスポーター研究の進展と共に、様々なin vitro実験系が開発され、創薬過程においても、薬物トランスポーターが体内動態の規定要因になっているか、薬物相互作用の標的になりうるかといった検討が実施されるようになってきた。その中で、in vitro実験の結果を元にして、ヒトin vivo体内動態を精度よく定量的に予測することが最も大きなミッションといえる。理論的には、”extended pharmacokinetic concept”をはじめ膜透過過程を考慮したクリアランスの考え方が既に確立しているが、一方で、これら素過程のクリアランスの速度論パラメータすべてをin vitro実験から適切に分離評価することは難しい。また、旧来の薬物動態の理論に従えば、in vitro実験の結果をそのままscale upすることによりin vivoでの機能を見積もることができるはずであるが、実際には、例えばヒトpooled肝細胞を用いて求められたin vitro肝取り込みクリアランスを用いてヒトin vivo肝クリアランスを予測すると、大幅にunderestimationしてしまうとの報告も複数なされており、”pure bottom-up”による薬物動態予測は必ずしもうまくいっていないのが現状である。 本セミナーにおいては、in vitro実験の結果を用いて、単純なscale upでは算出が困難な薬物動態パラメータに対してどの様にアプローチするかについて議論すると共に、”pure bottom-up”による予測が現状で必ずしもうまくいっていないのかについて、その原因の一つとしての実験条件による結果の相違について現状のデータを持ち寄って、その原因の解釈に至るまでを討論することを目的としている。今回は、トランスポーターを介した輸送のみに焦点を絞っているが、こうした継続的な情報共有の活動を通じて、最終的には、全ての薬物動態パラメータについて、予測性の極めて高いin vitro実験条件・評価法の標準化を目指したいと考えている。

 

日時:  2016年6月2日(木)10:30-17:50

場所:  東京大学山上会館2階 大会議室(東京都文京区本郷7-3-1)

講演会参加費:

 法人会員:無料/個人会員: 無料/ 学生会員: 無料/ 非会員(一般): 10,000円/ 非会員(学生): 1,000円

 

世話人: 杉山雄一(理化学研究所)、前田和哉(東京大学大学院薬学系研究科)

 

プログラムおよび参加申し込みフォームは以下のサイトにございます。

http://cbi-society.org/home/documents/seminar/2013to16/20160602.html

 

講演会終了後に懇親会がございます。その参加についても講演会の参加登録と共にお申し込みください。

懇親会参加費: 3,000円(場所:1階 談話ホール)
キャンセルの場合は必ず、seminar@cbi-society.org にご連絡ください。

 

情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
特定非営利活動法人情報計算化学生物学会(CBI学会)事務局
電話:045-550-3100 FAX:045-924-5684
cbistaff[at]cbi-society.org ※[at]は@に置き換えてください。


CBI学会会員専用ページ
https://www.mmb-sys.jp/pacmmb/index/cbi/enter_page.aspx